会計制度
年末こそ“帳簿のメンテナンス”を
1. はじめに ― 年末は「帳簿の大掃除」のベストタイミング
12月は、会計上も税務上も「区切りの時期」です。
日々の忙しさで後回しになっていた帳簿や書類が、気がつけば積み上がっている…そんな声をよく聞きます。
しかし、年末に帳簿を整えておくことで、
決算の精度が上がり、税金リスクも減り、翌年のスタートを軽くする
という、大きなメリットがあります。
今日は、実務で押さえておきたい“帳簿メンテナンスのポイント”を整理します。
2. このタイミングで見直したい「5つの帳簿」
① 売掛金・買掛金の未収・未払の漏れチェック
・請求書の出し忘れ
・相手からの請求書未着
・入金済みだが入金処理が未記帳
こうしたズレは決算数値を歪めます。
得意先・仕入先ごとに突合して、漏れを確実に洗い出しましょう。